News
お知らせ2022.10.25
25日、野田元総理による、安倍元総理に対する追悼演説。感動と感謝の気持ちがこみ上げる、とても心を打つ演説でした。
演説において、安倍元総理がまだまだ若い人に伝えたいことがいっぱいあったであろうことを何度も述べられました。つい先日、私は、安倍元総理の側近として仕事をされていた方のお話を伺う機会がありましたが、その方も、「安倍元総理は若者のことを、30年後のことを常に見ていた。」とおっしゃっていました。野田元総理は、ご自身曰く「政敵」でありながらも、本当に安倍元総理のお気持ちをよく感じていただいていたんだと感じました。政敵と思うような人の真意をはかることができる野田元総理の懐の深さにも感銘を受けました。
また、「再チャレンジ」、たとえ失敗しても何度でもやり直せる社会を提唱し、実践されたことを、安倍元総理の政治家の真骨頂であると。「あきらめない」「失敗をおそれない」ということを説得力をもって語れる政治家であった、と表現され、まさにその通りだと感じました。安倍元総理が1次政権を終え、失意の中でありながら、最初の選挙に落選した私を激励していただいたり、知事選への挑戦を全力を応援していただいたことを思い出し、野田元総理のお言葉どおりの安倍元総理でした。
そして、私の地元伊勢市の出身である、「憲政の神様」と称される尾崎咢堂翁の「人生の本舞台は常に将来に向けてあり」との名言を引用され、言葉をつがれた部分は、鳥肌がたつ感覚でした。
「安倍さん、あなたの政治人生の本舞台は、まだまだ、これから先の将来にあったはずではなかったのですか」「耐え難き寂寞の念だけが胸をしめつけます。この寂しさは、決して私だけのものではないはずです。」「この時代を生きた日本人の心の中に、あなたの在りし日の存在感は、いま大きな空隙となって、とどまり続けています。」と続けられました。
安倍元総理の無念さ、そしてともにいた者たちの寂しさをまさに表現していただいたと感じました。しかし、だからこそ、安倍元総理のご遺志を仲間とともに継いで、日本の国益と未来のために力を尽くしていかねばならないと意を強く致しました。
昭恵夫人も議場で演説をお聞きになられていました。議場にいる皆で安倍元総理を悼む機会となりました。
【ノーカット動画】野田元首相が安倍元首相の追悼演説 全文