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活動報告2024.04.15
15日、事務局次長をつとめる党林政対策委員会(委員長:中谷元・衆議院議員)の視察で栃木県に。大変勉強になりました。まず、栃木県北管内の森林組合と矢板市の方々との意見交換会。司会をさせていただきました。地元で大人気の「武平まんじゅう」もいただきました。森林経営計画作成により施業の集約化を図り、搬出間伐や皆伐を実施し、皆伐する森林を森林組合が預かり、その後の植栽と5年間の下刈りを実施した上で所有者に返すことで、主伐・再造林による循環型林業を推進している地域。
全国有数の大型製材工場が複数あり、製材出荷量も多く、平成30年度から5年間、林野庁の林業成長産業化のモデル事業も行っていました。
矢板市は、森林経営管理制度において、地域と連携して、多種多様な森林を、経営に適している「採算林」、現況では経営に適していない「不採算林」、経営には適していない森林を「環境林」として、基準に基づき峻別し、それぞれに合致した管理を展開しています。
再造林を行うための作業の中で最も大変な下刈り作業について、ドローンによる薬剤散布の検証を行い、夏場に集中する作業での熱中症回避を行ったり、植付作業における苗木運搬ドローンを活用した低コスト化など先進的な取組も多くありました。
現地視察では、再造林のための植栽作業で私もさせていただきました。大型機械を活用した主伐・間伐の現場も見させていただきました。苗木のシカの食害による獣害対策のための忌避剤散布の現状もお聞きしました。
二宮木材では、構造材や内装材など多品種少量生産を行い、原木から製品まで多量の在庫を保有することでスピーディーに顧客に納品できる体制を整え、成功している事例です。
また、JAS認定の取得を進め、品質を高める努力をしています。外国人を含めた人材確保を積極的に行っていました。活用されている機械の中には、私も大変お世話になっている三重県伊勢市の「鈴工」の製品もあり、大変うれしく思いました。
製材工場の成長力強化に向けても政策的なヒントもたくさんいただきました。