Activity
活動報告2023.01.29
29日、鳥羽市内での活動。夜は東京に向かい、大学生達が主催する「Z世代カフェ 若者が今、思うこと」にコメンテーター等でご活躍の若新雄純さんらと登壇。
鳥羽市内では、先日の大雪が溶けずに各所に残っていました。多くの方が「人生初めての大雪」とおっしゃっておられ、幸い人身事故等はありませんでしたが、行政による除雪作業や業務継続など課題もあったと聞きました。今後の備えに向けて、しっかりサポートしてまいります。
畔蛸町では、アオサノリ業者の皆様と意見交換。近年アオサの色付きが悪く、量も少なくなっていることへ危機感を強めておられました。黒潮蛇行や高水温や低栄養などの海の環境変化が要因である可能性が高いですが、それに対応するため、品種や漁法改善など調査・検討していかねばなりません。
また、岩ガキの有名産地でもあることから、岩ガキ生産者の皆様とも意見交換。クロダイによる岩ガキの種を食べられてしまう「食害」が頻発しているとのこと。クロダイの餌が海の中で少なくなっている影響。陸上と同じく、自然の中でイノシシやシカの食べるものが無くなり、街に出てきて、農家に獣害が生じている。海における藻場再生が改めて急務です。
相差町での獣害対策用の防護柵設置作業の現場へ。国の交付金を活用し、イノシシ、シカからの被害を防ぐため、町民あげて設置作業をしていただいていました。
石鏡町では、現役海女の皆様や漁師の皆様と意見交換。アワビ、ヒジキの値段は比較的良かったものの、過去に比べれば量が減少していたり、小さくなっていること、一方で海藻やナマコが減り、サザエの色も変わってきているなど、海の中で活躍する海女の皆様の「肌感覚」をしっかりお伺いしました。
今浦では、区長さんはじめ、堤防整備や孤立を防ぐための避難対策などについてご意見をいただきました。
昼は、観光に携わる若手経営者の皆様と。観光需要がまだ戻ってきていないこと、今後のインバウンドに向けた対策などに加え、2次交通が課題である中、福祉・観光・宅配などを組み合せて地域公共交通の維持と合わせた対策ができないか、などたくさんのヒントをいただきました。
鳥羽河内ダムが今後建設されていく現場の視察。その後、野村県議や鳥羽市議団のみなさんと街頭活動。
夜は、若新さんの鋭い視点、ストレートなご意見のおかげで盛り上がり、失われた30年の要因、労働市場の流動化と雇用の安定、今後の高等教育のあり方、Z世代への期待などをディスカッション。日曜のこの時間に、100名を超えるこの世代の皆さん参加し、高い問題意識で議論に参加していることに敬服する次第。