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活動報告2023.06.04
4日、2日前に三重県南部で発生した線状降水帯による大雨に伴う被害現場視察のため、伊勢市と鳥羽市へ。大変お忙しい中、鈴木伊勢市長、中村鳥羽市長もご同行いただきました。山本さちこ参議院議員、中川県議、中嶋県連幹事長や谷川政調会長、地元市議の仲間の皆様もご一緒いただきました。
今回の被害に対して、復旧はもちろんのこと、通学路沿いの法面等の緊急対策、都市部における最新の降雨状況を踏まえて容量を増大した排水対策など、国、県、市で連携して取り組んでまいります。
鳥羽市では答志島に。今回、鳥羽市は24時間雨量で491mmと過去最多。
桃取地区の今回県下最大と見込まれる土砂崩落の現場にも行きました。地元建設業の方の昼夜を徹した作業のおかげで、あと少しで片側通行可能な状態に。しかし、今回このように迅速に作業ができた要因は、たまたま他の事業の関係で大規模重機が答志島にあったこと。台風なら事前に重機を離島に動かすこともできたと思いますが、線状降水帯のような短時間で急激に局所的に大雨となる場合の備えをどうするかという課題が明らかとなりました。
別の個所では通学路や住民が徒歩で最もよく使う道などでの小規模崩落もありましたので、まだ6月ですから、今後の出水期に向けて、早急な対策が必要です。
桃取地区の奈佐の浜には、以前から、流木など伊勢湾の海岸漂着ゴミの3分の1が流れ着くと言われます。今回もその場を視察。定期船の桟橋にも膨大な流木が流れ込んでいましたが、写真のようにオイルフェンスで流れ出さないようにとめていました。これらは地元漁業者の皆様の多大なご労苦により行われています。しかし、答志島にはオイルフェンスが11本しかなく、今回全部使いきっているとのこと。更なる大規模な豪雨の場合に不足する可能性がありますので追加配備する必要があると思います。
伊勢市も24時間雨量が324mmと過去2番目。まず内宮前のおはらい町へ。地元の皆様の早急な復旧作業のおかげで、視察当日は日曜日でしたが、多くの観光客の皆様が安心して通常通り楽しんでいただける環境が整っていました。テレビなどでは五十鈴川の様子がよく出ていましたが、今回のおはらい町の一部冠水は山からの水。排水対策を更に強化していく検討していく必要があります。観光客の皆様にも排水を阻害するようなポイ捨てなどをしないご協力などもいただきたいと思います。
その後、高柳商店街、しんみち商店街にも。高低差など地形の問題もありますが、高柳商店街での下水・排水事業では、雨水の浸透性の高いタイルを使うなども行われており、こういう資材を利用するインセンティブをあげていくことも重要です。
お話をお聞きした多くの方々が、「こんなに早く(水が)あがってくると思わなかった」と、線状降水帯の急激かつ短期間の大雨についておっしゃっていましたので、今後の啓発や情報提供、予測にも活かしていかねばなりません。
いずれにしましても、早期の復旧、今後の備えに全力で取り組んでまいります。
夕方は、火曜日に町長選告示を迎える、中村忠彦度会町長の事務所にお邪魔し、後援会の皆様にご挨拶。まだまだやるべきこと、やりたいことのある中村町長。2期目に向けて頑張っていただきたいと思います。