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活動報告2023.07.22
22日、インド出張の4日間、雨季でしたが雨に一度も遭わず、体調も最後まで万全で最終日を迎えました。「スズキ」が出資する、インド最大の新車自動車販売シェア(約4割)を誇る「マルチ・スズキ」マネサール工場を訪問し、工場見学も。インド国内で最多生産台数の工場。
インド経済の成長に伴う国民所得の向上など、時代やニーズに合わせてタイムリーに車種を展開してきたこと、工場現場での徹底したミス防止や安全確保、コストダウンへの妥協なき挑戦、そして社長以下の強い「スズキ愛」も感じ、長年にわたりトップ企業として地位を占め続け、信頼・尊敬される存在であり続けられる原点を見たように思いました。
この工場から、中東・アフリカなどへも輸出されています。サプライヤーも5年前から約2倍となるなど、サプライチェーンも着実に強靭化しています。現在、インドの自動車保有率は、1000人あたり30台で、日本の約20分の1以下。経済成長と相まってまだまだ市場が拡大することを踏まえた、あくなき挑戦が続きます。
競争力を向上させていくため、研究開発拠点の設置、スタートアップとのオープンイノベーションを進めていました。スタートアップとのオープンイノベーションについては、次の訪問先である、DXで評価の高かったGHVアクセラレーターと連携し、「Mobility and Automobile Innovation Lab(MAIL)を立ち上げ、メタバースやVRを活用した自動車販売システムなどスタートアップからのアイデアを実現しています。
現在、新発売され、1年以上納車待ちの「JIMNY5door」(日本は3door)の運転席でパチリ。
その後、GHVアクセラレーターへ。マルチ・スズキとの上記オープンイノベーションは、もともと、「DX Lab」を立ち上げ、ケーススタディが必要との観点から連携し、上記プロジェクト以外にも、連携して3年間で20の新規特許を取得するなど、人材、サービス、資金、知財のあらゆる分野でオープンイノベーションが進んでいました。
代表のヴィクラムさんは、「日印がタッグを組んで世界を目指す」という明確なビジョンをお持ちで、まさに現在の日本のスタートアップ政策におけるグローバル展開に合致しており、具体的なアイデアをいただきましたので、ぜひ実現していきたいと思います。めちゃくちゃワクワクする意見交換でした。
また、インドにおけるweb3.0、ブロックチェーン、Fintechの現状などもお聞きでき、極めて有意義でした。
写真は、先日投稿した知事時代にお世話になった方(チャウラ先生)と財務省前で撮影した写真ですが、現在は、モディ首相の通訳をはじめ、インド政府の日印関係のアドバイザーをされているそうで、かなり多くの大臣会談に同席されていました。貴重なお話をたくさん聞いたので、これからもご指導いただきたいと思います。財務省閣外大臣との写真も追加します。
食事の写真が一つもありませんでしたが、カレー、めちゃくちゃうまかった。
4日間のインド訪問の感想は、ゆるいものも含めて、また後日行いたいと思います。
さあ、帰国後、1発目の地元活動は、多気町でコスプレです。