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お知らせ2023.08.26
今回の処理水放出に関連する中国による一連の措置に対し、我が国の断固たる強い意志を示し、早期撤廃に向けて外交攻勢をかけ、国際社会との連携もはかり、あらゆる手段で総力をあげなければならない。同時に、関係省庁で政府をあげて、輸出が滞ることによる損害や風評被害が出た場合等の対応を、圧倒的なスピードであらゆる手段を講じ、我が国としての正当性と覚悟、そして漁業者等を守り抜く強い決意を国内外に毅然と示して進めていかねばならない。
まず、政府による漁業者支援については、被害額確定や採択までのプロセスに時間をかけることなく、迅速に支援を確定し、漁業者の方々のお手元に迅速に支援が届くようにしなければならない。それが漁業者の方々からの政府に対する信頼感や今後への安心感につながると考える。概算払いや仮支給などの対策も講じて、とにもかくにも迅速に対応し、漁業者を守り抜く決意を示すことが重要。また、ホタテの加工施設への支援のように、この機会に、中国への輸出に依存しない体制を構築するための機会にすることで、水産業の足腰を更に強くし、成長産業に向けた道筋をつけていくという不断の決意で臨むことも重要である。
更に、知事時代の経験からも、東京電力の賠償については、過去の福島第一原発賠償においても、時間を要しているケースが散見された。経産省と東電全体において、賠償が必要な1件1件について、迅速に行われているか、場合によっては仮給付などの対策を講じるべき。
これらについて、迅速な対応をとれず、経営への影響が長引けば、水産業から人材が離れかねず、それにより漁村や水産を主産業とする地域の持続可能性に大きく影響する。
現時点において、中国以外の国や国内の多くの消費者や関係企業も冷静に受け止めていただいているようであるが、今までにないことをやるのだから、今までにない対応を冷静にかつ機動的に行わなければならない。
私も、もちろん福島県産をはじめ、全国の水産物をドンドン食べるが、それだけではなく、国会議員の一員として、福島を思い、その復興を実現するとともに、全国の水産業を守りぬくために、全力を尽くしてまいりたい。
中国 水産物輸入停止 政府 撤廃要求し国内外に安全性アピール