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活動報告2023.09.16
「政務官 400日」を振り返って①
昨日9月15日、内閣府大臣政務官を退任致しました。感謝の気持ちでいっぱいです。昨日も投稿致しましたが、改めてお力添えいただいた全ての皆様に感謝申し上げます。16日以降は、政務官等の政府側ではなく、党務につくことを希望しましたので、強い日本経済づくりをはじめ、教育、安全保障、エネルギー、憲法改正などを中心に、党における政策づくりに全力投球し、政府より少し自由な立場から発言をし、汗をかいていきたいと思います。地元の課題にも一層取り組んでまいります。これらを通じ、国会議員としての成長・飛躍につなげ、日本の未来と国益のために、全力を尽くしてまいります。引き続きのご指導ご鞭撻何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、今回からは、2~3回に分けて、「政務官400日」を振り返りたいと思います。少し長くなりますが、お付き合いいただければ幸いです。
内示を受けたのは、令和4年8月11日午後。夏休みで子供達を姫路城に連れて行っていた折、松野官房長官からお電話をいただき、「内閣府の大臣政務官になってもらいます。経済と金融が担当で、スタートアップもやってもらいます。明日18時に辞令交付です。」と。その他激励のお言葉とともに、姫路城をバックに、内示をいただきました。
ちょうどその年の4月に、その後の政府における「スタートアップ育成5か年計画」の元にもなる自民党におけるスタートアップ政策に関する提言の執筆者をさせていただいていたおり、また、折しも8月1日からスタートアップ担当大臣が新設されたばかりでした。自分が書かせていただいた政策を実現するポジションをいただけたことへの感謝の気持ちとともに、驚きと身の引き締まる思いでお受けさせていただき、子供達を連れて急いで一度三重に戻り、翌日朝から東京に向かったことも昨日のように思えます。
内示をいただいた約1か月前には、安倍元総理が凶弾に倒れたばかりでしたので、天国の安倍元総理のお導きでチャンスをいただけたのではないかと当時感じたことも思い出されます。その後、政務官の職に就かせていただいていたことで、安倍元総理の国葬儀委員も務めさせていただくことになり、お導きによってか、お別れの儀式に関わらせていただいたことも胸に深く刻まれる出来事でした。
話を就任時に戻します。8月12日に官邸で岸田総理から辞令交付を受け、48歳の誕生日である8月15日に初登庁・初仕事となり、忘れられない誕生日となりました。
この400日間は、様々な経験をさせていただきましたが、主に3点総括的に振り返りを述べます。今回は1点目のみお伝えしたいと思います。
1つ目は、「総理大臣も関わる政策の意思決定プロセス」を目の当たりにでき、学べたことです。
経済対策や、いわゆる「骨太の方針」の策定、「新しい資本主義」など、岸田政権の重要経済政策を担当させていただいていたこともあり、400日間で64回、官邸での会議に出席させていただきました。会議の場はもちろん、その会議に至るまでの意思決定プロセスに入らせていただいたことで、水面下での調整等も含め、単なる政策づくりではなく、「総理大臣も関わる政策の意思決定プロセス」を目の当たりにできました。どういうタイミングで、どういうボタンを、どういう風に押さなければならないか、そのためにどのような事前調整やスケジュール設定が必要か、などについて学ぶことができ、今後の自らが関与する政策実現において、大いに重要な経験となりました。
これは、自分が経産省にいた小泉政権を中心とした時期とも、安倍・菅政権を中心とした知事として接した時期とも、それぞれに違いがあるもので、「総理大臣も関わる政策の意思決定プロセス」について、アップデートできたことは大変有意義でありました。
以降の振り返りは次回に続きます。