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活動報告2023.09.17
「政務官400日を振り返って②」
9月15日に、400日務めさせていただいた内閣府大臣政務官を退任致しました。繰り返しになりますが、お支えいただいた全ての皆様に感謝申し上げます。さて、総括的な振り返りを前回も投稿させていただきましたが、今回は2回目。「G7をはじめ海外政府との関係の構築」です。
金融庁担当政務官として、本年5月に新潟県で開催された「G7財務大臣・中央銀行総裁会合」の一部に参加させていただきました。コーポレートガバナンスに関するセッションでスピーチをさせていただくなどしました(写真)。
知事としてG7伊勢志摩サミットに関わらせていただいて、7年後に立場を変えて、政務官としてG7に関わらせていただけたことは大変ありがたく、現在のウクライナ情勢や安全保障、経済運営、気候変動対応、グローバルサウスとの関係など、G7という枠組みの重要性を強く認識するとともに、改めてG7に対する思いを強くする契機となりました。
更に、政務官としての担務ではありませんが、自らの地元である志摩市で6月にG7交通大臣会合が開催されたことも、それらの思いを更に強めることとなりました。
本年5月にはフランス、7月にはインドに出張させていただきました。いずれも、グローバル展開をする日本のスタートアップ企業とともに。
フランスでは、OECD(経済協力機構)のトップであるコーマン事務総長(閣僚級)と面談をし、来年(2024年)がOECD日本加盟60周年の節目であることから、50周年の時の安倍総理同様、日本の岸田総理が議長をつとめてほしい、という要請を私にもいただき、官邸や上司であった後藤茂之大臣にもご相談させていただきました。その後、準備をされていた外務省において正式な手続きをとっていただき、来年の議長国に日本が立候補していただきました。関係者の皆様のご尽力に心から感謝申し上げます。
また、フランスのスタートアップ政策を担当する大臣とも会談させていただいたことも踏まえ、官邸や関係省庁にご相談させていただき、フランス訪問直後のG7広島サミット時に行われた日仏首脳会談では、「日仏スタートアップ協力元年」とすることを岸田総理から提案していただき、マクロン大統領との間で合意していただきました。西村経産大臣はじめ、関係の皆様の多大なご尽力に感謝申し上げるとともに、今後も、日仏のスタートアップ連携に携わっていきたいと思います。
インドにおいては、電子技術担当大臣と西村経産大臣との会談に同席させていただき、日印の半導体分野での協力の合意がなされました。
政務官の海外出張は国際会議への出席等が多いようでありますが、自らも関わらせていただいて、関係者の皆様による成果に結びつけていただくことができたことは極めて貴重な経験となりましたので、ぜひ今後に活かしてまいります。
以降の振り返りはまた次回。