Activity
活動報告2023.07.31
20日、インド出張2日目。今日も濃密かつ有意義。でも、蒸し暑い。日印両国のスタートアップ支援機関共催イベントで我が国の政策に関するスピーチ。冒頭、僕の誕生日がインドの独立記念日(8月15日)であることを申し上げたところ、好反応をいただく。
西村経産大臣がその場でのスピーチでも言及された、半導体のサプライチェーン強靭化や人材育成、デジタル・スタートアップ支援等で日印両国が協力するための覚書(「日印半導体サプライチェーンパートナーシップ」)を、インドの電子情報技術担当大臣と署名する場に立ち会わせていただいました。今後、今回の覚書に基づき、ハイレベルの政策対話が実施されることなども合わせて合意されました。
朝食と夕食は、今回一緒に来てくれた30社以上のスタートアップの皆さんと懇談。税制、ストックオプション、医療・福祉に関する制度改革、政策発信、インドとの人材交流・確保の方策などについて。
日インド友好議員連盟による、インド有志議員や有識者との昼食懇談会では、知事時代にお世話になったワドワ・元駐日インド大使と再会。伊勢神宮のことや、三重県の美しい自然のことをとてもよく覚えてくださっていました。また、知事時代にインドに来た際に通訳をしてくださった方にも再開し、今回通訳についてくださった方が、その方の弟子であったこともわかり、ご縁がつながって嬉しかったです。
インド工科大学デリー校も訪問。
美味しい食事にも恵まれ、今のところ、体調も万全です。あと2日、頑張ります!
「日本にしかできないことがある」「日本はいつもどんな困難からも立ち直っている」。21日、インド出張3日目に、インド財務省閣外大臣との面談において、日本経済の評価についてお聞きした際の言葉。とても勇気づけられました。夕方、「伊勢角屋ビール」による日本初のクラフトビール事業のインド進出のお披露目会では、パートナー企業のオーナーから、「伊勢角屋ビールと一緒にインドのビール界に革命を起こす。マルチ・スズキが日印連携でインド自動車業界に革命を起こしたように」と力強い言葉。インドに来て強く実感しているのは、日本を、日本人を、日本企業を、その強さと資質を信じてくれていると。
伊勢角屋ビールは、1575年から約450年間、「二軒茶屋餅」を製造・販売。鈴木成宗社長が1997年にクラフトビール事業に進出し、今や日本で2番目に大きなクラフトビール事業者に。世界のコンクールで上位になれる品質の商品でなければ、お客様にお届けしない、という強い信念と品質へのこだわりで、困難も乗り越えながらも成長してきました。
鈴木社長は、情熱と「科学の目」を持ち、挑戦を続ける素晴らしい経営者で、20年来の友人。今回は、インド北部で繊維等の5つの事業でコングロマリットビジネスを展開するインド人富豪であるチョプラ家と連携しますが、オーナーは、繊維業でISSEI MIYAKE氏のブランドとも長い付き合いがあるなど、極めて親日家の方で、インド国内でのビジネスで一目置かれている方。近年、若者や所得が高い層を中心に、インド国内で伸びている酒市場を狙い、品質をしっかり高めながら、挑戦します。私も地元選出国会議員として参加させていただきました。ビジネス自体はインド全土で展開しますが、お披露目会の場所は、インド最大の人口を誇るウッダル・プラデッシュ州の首都ラクナウ。この州には、ヒンズー教の聖地バラナシもあります。伊勢角屋ビールに対する大いなる期待を感じ、とても嬉しく、喜ばしく思いました。
伊勢から世界へ!しっかり応援していきます。
朝一は、JETROデリーの鈴木所長から、インド経済と日印協力、インドのスタートアップ振興(世界第三位の「スタートアップ大国」)、半導体関連産業やエネルギー情勢についてもブリーフイングを受けました。インドは「鈴木さん」が実にご縁があります(笑)
冒頭言葉を紹介したチョウドリ財務省閣外大臣との会談では、インド経済の今後の見通し、コロナ禍で膨らんだ財政支出も踏まえた今後の財政運営のあり方、スタートアップ振興、などについて意見交換。大臣は、伊勢角屋ビールのお披露目会を行ったウッダル・プラデッシュ州のご出身。その話をしたら大変喜んでおられました。
ちなみに、インド財務省の前で、現在在インド大使館に農水省から出向している太田一等書記官と撮影。実は、太田さんは、私が、経産省時代、立命館大学エクステンションセンターで実施していた講座の卒業生。ともに時間を過ごした仲間が活躍していること、本当に嬉しく思います。
22日、インド出張の4日間、雨季でしたが雨に一度も遭わず、体調も最後まで万全で最終日を迎えました。「スズキ」が出資する、インド最大の新車自動車販売シェア(約4割)を誇る「マルチ・スズキ」マネサール工場を訪問し、工場見学も。インド国内で最多生産台数の工場。
インド経済の成長に伴う国民所得の向上など、時代やニーズに合わせてタイムリーに車種を展開してきたこと、工場現場での徹底したミス防止や安全確保、コストダウンへの妥協なき挑戦、そして社長以下の強い「スズキ愛」も感じ、長年にわたりトップ企業として地位を占め続け、信頼・尊敬される存在であり続けられる原点を見たように思いました。
この工場から、中東・アフリカなどへも輸出されています。サプライヤーも5年前から約2倍となるなど、サプライチェーンも着実に強靭化しています。現在、インドの自動車保有率は、1000人あたり30台で、日本の約20分の1以下。経済成長と相まってまだまだ市場が拡大することを踏まえた、あくなき挑戦が続きます。
競争力を向上させていくため、研究開発拠点の設置、スタートアップとのオープンイノベーションを進めていました。スタートアップとのオープンイノベーションについては、次の訪問先である、DXで評価の高かったGHVアクセラレーターと連携し、「Mobility and Automobile Innovation Lab(MAIL)を立ち上げ、メタバースやVRを活用した自動車販売システムなどスタートアップからのアイデアを実現しています。
現在、新発売され、1年以上納車待ちの「JIMNY5door」(日本は3door)の運転席でパチリ。
その後、GHVアクセラレーターへ。マルチ・スズキとの上記オープンイノベーションは、もともと、「DX Lab」を立ち上げ、ケーススタディが必要との観点から連携し、上記プロジェクト以外にも、連携して3年間で20の新規特許を取得するなど、人材、サービス、資金、知財のあらゆる分野でオープンイノベーションが進んでいました。
代表のヴィクラムさんは、「日印がタッグを組んで世界を目指す」という明確なビジョンをお持ちで、まさに現在の日本のスタートアップ政策におけるグローバル展開に合致しており、具体的なアイデアをいただきましたので、ぜひ実現していきたいと思います。めちゃくちゃワクワクする意見交換でした。
また、インドにおけるweb3.0、ブロックチェーン、Fintechの現状などもお聞きでき、極めて有意義でした。
写真は、先日投稿した知事時代にお世話になった方(チャウラ先生)と財務省前で撮影した写真ですが、現在は、モディ首相の通訳をはじめ、インド政府の日印関係のアドバイザーをされているそうで、かなり多くの大臣会談に同席されていました。貴重なお話をたくさん聞いたので、これからもご指導いただきたいと思います。財務省閣外大臣との写真も追加します。
食事の写真が一つもありませんでしたが、カレー、めちゃくちゃうまかった。
4日間のインド訪問の感想は、ゆるいものも含めて、また後日行いたいと思います。
さあ、帰国後、1発目の地元活動は、多気町でコスプレです。
23日、早朝インドから羽田空港に到着。地元活動は多気町へ。この日は、4年ぶりに開催の「おたコス」に参加!県内各地からコスプレファンが多気町に集結。僕も「鬼滅の刃」の竈門炭治郎に。会場付近にある「万協フィギュア博物館」にも立ち寄り、我々世代が小さい頃に見ていたデビルマンなど懐かしいキャラがいっぱい!多気町商工会松浦会長や松浦慶子県議ともパチリ。
ランチは、「やまちゃんち」の名物「ソーセージランチ」。自家製を感じる優しい味で、とってもおいしかったです。女性同士のグループや家族連れなとわ大人気でした。
相鹿上神社の例祭にも参列させていただく。前日の4年ぶりに開催されたお祭りも大盛況だったとのこと。『古事記』において、天照大神が「岩戸隠れ」をなされた際、岩戸の前で祝詞を唱えた役割を果たした「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」が主祭神。文筆や演出の神様としても知られています。宮司、総代、区長さんに大変お世話になりました。
多気町相可地区の方々を中心に、松浦慶子県議とともに、ミニ集会もさせていただきました。私からは、中小企業の価格転嫁等の対策、台湾有事シミュレーション、防災・減災・国土強靭化などをお話させていただき、参加者の方々からは、中小企業の人手不足、ドラックドライバーの2024年問題、副業・兼業の促進、道路の維持補修等のご意見をいただきました。
夕方は、お世話になっている高正工務店さんの施工された家屋の内覧会へ。施主さんのニーズを的確にとらえた素晴らしい設計・施工でした。
24日、伊勢市内で地元活動。ランチは「喫茶シルクロード」の「エビオムライス」。これはうますぎる!オムライス好きの僕も大満足。卵の中にご飯が混ざる形のオムライスで、たくさんのエビとクリームソースが最高!朝は街頭活動のあと、「喫茶ホットライン」でモーニング。かき氷のメニューがめちゃくちゃ多いお店でもあります!外国人観光客対応も!
冒頭から食事の話ばかりでしたが、この日は、企業や地区後援会世話人の方を訪問。朝の街頭活動は、伊勢市議の品川議長、藤原市議、辻市議にご一緒いただきました。
「みえぎょれん販売」では、今年のノリ販売の状況をお伺いする中、所得向上や色落ちしたノリの活用の観点から、ノリを四角い形の板状のものにせず、「バラ干し」でスナック感覚で楽しむ新商品開発に取り組んでいるお話をお聞きしました。また、コロナ禍前は、修学旅行で、ノリ製造体験などを行っていたので、そういう機会を増やし、次世代にノリの魅力を伝えるための支援などのアイデアもいただきました。写真は試食の様子。
洋菓子製造企業では、商品の注文はある中で卵の確保に苦労していることや、今後バターの確保が難しくなってしまうのではないかという懸念をお聞きしました。
医薬品卸売企業では、そもそも配送すべきアイテム数が増え、薬価が下がっている中で、トラックドライバーの「2024問題」に関連して、配送への影響がでないようにするための対応のお話もお聞きしました。
認定こども園では、政府のこども政策もわかる一方で、現場の保育士の確保のための処遇改善や配置基準などについても御意見をいただきました。
また、遷宮行事にかかわる建設会社では、技術継承についてもお聞きしました。
全ての写真がなく申し訳ないですが、本日もたくさんの声をお聞きしましたので、しっかりカタチにできるよう、頑張ってまいります!
25日、ドクターヘリの最新機種の試乗とパイロット訓練用のフライトシミュレーター体験。ドクターヘリや救急医療の第一人者でもある同期の松本尚衆議院議員に声をかけてもらい、塩崎彰久衆議院議員とともに。知事時代、平成24年に三重県にドクターヘリを導入したこともあり、思い入れがありますので、貴重な機会をいただきました。
振動も少なく極めて快適な乗り心地。そして、安全性・安定性の向上のためプログラムが高性能になっており、通常運転ではパイロットが操作する部分が少なく、パイロットの操作ミス防止や負担軽減にもなっています。機内も広く、居住性がよく、医師や看護師の負担軽減にもつながります。
制度的には、プログラムをはじめ更新・維持・補修などの財政支援が十分でないこと、機体故障した場合の保険のあり方、今後空飛ぶクルマやドローンがたくさん出てきた場合の航路設定、新機種を導入した場合の償却期間中の財務負担、ドイツ等のドクターヘリ先進国との差異、消防関係者との連携など、様々なご意見をお聞きし、政策的なヒントもいただきました。
全都道府県にドクターヘリが導入され、順次更新が始まりますから、制度改善は先送りできない課題です。
上空から東京スカイツリーやディズニーランドも見させていただきました。写真の真ん中にいる女性は、日本初の女性ドクターヘリパイロット予定者の方です。
ちなみに、東京タワーが写っている写真は、フライトシミュレーターなんです。極めてリアルなシミュレーターで感動しました。パイロットの方々も、リアルであること、様々な危機ケースのトレーニングができるとおっしゃっていました。
夕方は、経済財政諮問会議に出席。岸田総理もご出席され、来年度予算編成に関する基準や中長期の経済財政運営に関する議論が行われました。
26日、伊勢市内で地元活動。後援会女性部伊勢ブロックで「集い」を開催していただきました。会場の都合で人数制約があり、お声がけさせていただけなかった方もおみえでしたが、会場いっぱい約130名の方がお越しいただきました。みなさんの元気とパワーをいただきました。暑い夏を乗り切ります。大変お忙しい中、鈴木伊勢市長にもお越しいただきました。
その後は、街頭演説。多くの方が手を振ってくれるなど、激励をいただきました。ちょうど女性部の「集い」に参加された方が次のご予定のためバイクで移動されていたのでご挨拶。今日は後ろからの写真が多いですね。
その後、写真はありませんが、お世話になっている企業等を訪問。遺言作成など相続に関する相談が増えていること、中古自動車を輸出されている方の今後の経済見通しへの関心、通信制高校では不登校等による生徒増加への対応のための教員確保や保護者への経済支援、水産業の担い手不足、など今日も多くのご意見をいただきました。しっかりカタチにしていけるよう頑張ってまいります!