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活動報告2023.09.27
27日、党文部科学部会に出席。政務官を退任した後、力を入れていく分野。今回は、いわゆる「GIGAスクール構想」に関し、児童生徒の1人1台端末の更新時期が、早いところで来年度に迎える自治体があることから、国策として推進する予算のあり方について議論し、緊急決議をまとめ、その後萩生田政調会長に手交しました。政務官も退任し、党の会合で発言できるようになりましたので、しっかり思いを述べました。
そもそも、GIGAスクール構想は、2019年からスタートした児童生徒への1人1台端末や学校内の高速大容量通信ネットワークを地域間格差なく整備することにより、児童生徒1人1人に個別最適化され、創造性を育める教育ICT環境を整備する構想です。国がしっかり関与し、予算も確保することで、自治体の財政力による地域間格差を無くさなければならず、地域間格差が生じた場合のしわ寄せは、子供達にいってしまいます。子供達にしわ寄せがいくようなことがあっては決してならない。
また、小中学校ではこのGIGAスクールの取組があり、大学・高専もがデジタル人材育成につながる学部転換や定員増加も行われますが、高校段階における情報教育の充実のための施策が弱いのが事実です。トイレ様式化やエアコンも同じですが、義務教育ではないということで、国の高校に対する財政支援は弱い傾向にあります。デジタル関連について、高校という大事な時期に支援を充実すべきことも述べ、特に、地方の高校では統合された後の学校の特徴としてICT教育を掲げているところもありますので、都市部ばかりでなく、地方の高校にもしっかり支援が届くようにという意見も述べました。
また、自治体の予算確保や、端末メーカーの半導体確保による計画的な製造のためにも、早期に予算の目途や見通しをつける必要があり、そのためには毎年度毎年度予算要求するのではなく、複数年度にわたり、計画的・安定的・継続的に端末更新や高校支援等を行っていけるような基金の創設を今回の経済対策も活用して行うことなども提言しています。