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活動報告

7月2日、佐賀災害支援研修センター視察

2024.07.02

2日、前日に続いて佐賀県。最初は佐賀災害支援研修センター視察。災害時に行方不明者の捜索にあたる災害救助犬の訓練やセラピードッグの育成・派遣拠点である日本レスキュー協会佐賀支部の「MORE WAN」を視察。協会の災害救助犬は、三重県でも、平成16年の豪雨による宮川村土砂災害でも活動してくれたそうです。今回は、災害救助犬の捜索のデモを見させていただくとともに、能登半島地震における災害救助犬の活動、災害時のペット対応のための「日頃の備え」などについて説明を受けました。

今回の能登半島地震においても、珠洲市でのペット世帯への避難状況に関するアンケートでは、ペットと避難所に同伴できたのは15%で、家に通って世話をしたのが40%、車中泊をして世話をしたのが24%、在宅避難が21%だったそうで、避難所同伴以外は家屋の倒壊等による「二次災害」や避難生活における体調悪化による「災害関連死」の危険性があります。そのため、飼い主側の日頃の準備とともに、行政における避難所側の受入体制整備の両方を日頃から進めておく必要がありあす。

続いては、近年の大規模災害で重要視されている中間支援組織である佐賀災害プラットフォームの活動について説明を受けました。災害発生時に関係機関と連携を図り、情報共有を行い、必要な支援を届ける役割です。みえ災害ボランティアセンターなども同じ役割を果たしてくれています。

特に今回の能登半島地震で指摘されていますし、私も国政報告会などで述べていますが、災害救助法における「福祉」の規定がないなど、制度面が近年の災害の現実に追いついていないことも意見をいただきました。

また、中間支援組織が経験を積み、ネットワークも広げ、レベルも上がってきている中、行政側が人事異動等もあり経験やノウハウが積み重ならず、中間支援組織側との災害時対応にギャップが生じている懸念についても意見交換でお話をさせていただきました。いずれにしても、大変有意義なお話を伺いました。

続いては、有田焼卸売団地「アリタセラ」の視察。協同組合の方々からは当該施設の経緯とともに、有田焼など伝統工芸を取り巻く現状をお聞きしました。会場には、以前からの同志であります松尾有田町長がお越しいただき、ご挨拶もいただきました。今回大変お世話になりました自民党佐賀県連女性局の皆様とともに写真撮影。

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