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活動報告2023.09.29
29日は、治水議員連盟の視察に日帰りで福岡県・大分県へ。その後地元に戻り明和町へ。今回の視察では、被災箇所の「原状復旧」ではなく「改良復旧」による整備を行った結果、治水効果を十分に発揮し、次なる被害が大きく軽減された現場を確認しました。
平成29年九州北部豪雨で大きな被害を受けた赤谷川(福岡県朝倉市)。平成29年7月豪雨の土砂・洪水氾濫による大規模災害を契機に、県管理の赤谷川を国が権限代行により、砂防堰堤や河道改修、下流の川幅拡幅などの改良復旧を行っいました。その結果、今年7月に発生した線状降水帯においては、6時間雨量が333mmと平成29年時の361mmに匹敵する雨量が観測されましたが、平成29年当時は家屋被害戸数が河川氾濫等による258戸であったのに対し、今年7月の線状降水帯ではゼロ戸と大幅に減少。他方、原状復旧だけを行った県管理や市管理の箇所では、今回も被害が発生してしまったと市長からもご説明がありました。
改めて、きちんと改良復旧することにより、災害再発を防ぎ、結果としてその後の財政負担も減りますので、財務省への折衝はじめ、今後の防災・減災・国土強靭化における社会資本整備の好材料としていきたいと思います。いずれにしましても、大変有意義な視察でしたので、今後に活かしてまいります。
また、今年7月10日に発生した線状降水帯により被害を受けた久留米市田主丸町の土砂災害現場も視察。被災から80日が経過して、一定除去されましたが、大規模な土石流の脅威をまざまざと感じました。大分県日田市では花月川の近年の累次にわたる被害の状況と復旧状況を視察。
夜は、地元明和町に戻り、「中秋の名月」で、国史跡斎宮跡のいつきのみや歴史体験館周辺で開催された『第20回いつきのみや観月会』にお邪魔しました。何より、今年は満月と重なり、お天気にも恵まれ、素晴らしいお天気できれいに月が見えました。
もともと、中秋の名月は、明治初期まで使われていた太陰太陽暦の「8月15日」にあたる日としていますから、8月15日が誕生日の私としては、なんとなくとても嬉しい気持ちです。世古口町長、松浦慶子県議はじめ、みなさんとご挨拶。「ろうそくと竹灯りのアート」や斎王さんも登場した「和楽器演奏会」など幻想的な素晴らしいイベントでした。